在宅成分栄養経管栄養法指導管理料について

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在宅成分栄養経管栄養法指導管理料について

在宅成分栄養経管栄養法指導管理料について記載致します。

在宅成分栄養経管栄養法
指導管理料(月1回)
2,500点
在宅成分栄養経管栄養法用
栄養管セット加算(月1回)
2,000点
注入ポンプ加算(月1回) 1,000点

上記の点数が算定点数となりますが、
この点数を算定するのには条件があります。

対象の薬剤として使用できるものは4種類しかないということです。

その薬剤はエレンタール、エレンタールP(小児)、エンテルード、ツインラインです。

しかし病院から紹介を受ける時にはエンシュアリキッドやクリミニール、ラコールなど
対象外の薬剤で出てくるケースが多く見られます。

退院して自宅に戻り、上記の対象薬剤に変更しますと、必ず患者さんは下痢をしてしまい、
エンシュアリキッドなどに戻ってしまいます。

そうしますと在宅成分栄養経管栄養法指導管理料や在宅成分栄養経管栄養法用
栄養管セット加算は算定ができず診療所は4万5千円(月)の減収となります。

さらに栄養管セット(経鼻カテーテル、経消化瘻カテーテル、ディスポーザブル注射器、
低残渣濃厚流動食用バック、ボトル、延長チューブなど)を出すと診療所の持ち出しと
なってしまいます。

注入ポンプ加算ですが、点数上は算定可能ですが、実際に経管栄養用にポンプを
取り扱っている業者が無いため、算定することはありませんが、ポンプを使ってゆっくりと
落とす事ができない事も、薬剤変更時に下痢をさせてしまう原因かもしれません。

算定可能な薬剤は栄養素の成分として、アミノ酸、ジペプチド又はトリペプチドを
主なタンパク源とし、未消化態タンパクを含まないものとなっていますので、単に流動食を
鼻腔栄養で行ったものは該当しないという事ですが、在宅医療の現場で長期に渡り療養生活を
送る場合、長期間の鼻腔栄養は患者さんの負担が大きくあまり向かいないので、予め胃瘻を
増設して退院させて頂けると助かります。

実際、退院日に初診に伺い、その日の内に胃瘻増設の為に再入院というケースもあります。

また流動食として鼻腔栄養で行ったものは在宅寝たきり患者
処置指導管理料(1,050点/月)で算定することになっておりますが、
在宅患者さんの場合、実際には在宅時医学総合管理料を算定しているので、
在宅寝たきり患者処置指導管理料の算定は出来ません。

在宅時医学総合管理料と在宅寝たきり患者処置指導管理料の併算定は禁止されています。

唯一算定が可能な条件としては初診月で、在宅時医学総合管理料の条件である訪問回数が
満たない場合のみ算定が可能となります。特定保険医療材料として経管栄養の材料費として
算定する場合は在宅寝たきり患者処置用ディスポーザブルカテーテルとして経鼻用は
一般として234円、乳幼児用112円、経腸栄養用1,750円、特殊型2,070円、
腸瘻用は4350円となっています。

以前患者さんから退院時にラコールを処方されたが、ワーファリンとの飲み合わせは
悪いのではと質問を受けた事がありました、ご自身でホームページから調べたとの事で、
薬局に問合せたところ、ラコールよりもエンシュアリキッドの方が飲み合わせは良いとの
回答でした。

ビタミンKの含有量がラコールの方が多いとの事です。

在宅医療の診療所の立場から病院へ望む経管栄養の患者さんの場合の理想は
退院前に

①胃瘻を増設

②そして患者さん及び家族にその必要性をちゃんと説明して納得してもらう

③在宅医療の診療所で保険が算定できる薬剤で1~2週間慣らしてもらい
下痢が治まってから退院

④退院時に1回交換分の栄養管セットを患者さんに持たせて退院してもらう。

というのが理想です。

在宅医療アドバイザー 中村哲生


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